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2012年6月14日 (木)

あの日のこと。

Img1433

2011/11/17、ムスメ誕生。

あの日のことをちょっとここに記しておこう。

ふとそんなことを思って、PCに向かってます。

出産予定日~退院までの記録です。

どえらく長い上に、自分専用日記のようなものなので、スルーしていただいても結構です。

たぶん全部読むのに5分はかかると思うので、ある程度覚悟が必要ですw

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今更ながら、出産のことをここに記しておこうかなとふと思い立った。

6ヶ月経った今だから、こうして振り返る余裕が出てきたっていうのもある。

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予定日は11/10。

仕事は9/30まで続けて、10/1から出産に向けて本格的に準備を始めた。

類に漏れず妊婦雑誌「たまごクラブ」を読んだり、大きくなったおなかをなでなでしながら散歩したり、ちいさなちいさなベビー服を買いに行ったり、ぐにょぐにょ動く赤ちゃんをおなかに入れて過ごす日々は本当に幸せだった。

ものすごくおなかをガツガツ蹴飛ばされて眠れない日もあったけど。

あのときの足の動き・・・今のムスメを見ていると頷ける。同じ動きをしている。。

にゃろめ、こうやってかぁちゃんのおなかの中で蹴り蹴りしていたんだな・・・

それでもやっぱり一心同体で過ごすこの期間は愛おしくてたまらないものだった。

妊娠期間は、それこそ大地震があったもののつわりもひどくなく母子ともに順調でやりたいこともたくさんやってのんびり過ごしていた。

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初産は予定日より遅れるよーと友達から散々言われていたので、予定日を過ぎてみて「あ、やっぱりそういうもんなのね」なんて思ってた。

それならワタシと同じ誕生日の11/11に出てくればいいじゃーん♪

今年は2011/11/11で覚えやすいし。とか思ってたんだけどこの日もスルー。

で、予定日過ぎても生まれなかったら5日後に診せに来て、と先生から言われていたので、入院準備を持って病院へ。

11/15。内診、エコー、NSTをするも子宮口がなんと0.5cmしか開いておらず、

「全く出てくる気が無いね!」と言われる。┐(´д`)┌ そんな気はしていたんだ・・・。

きょう内診したからもしかしたら陣痛がつくかもしれないし、このまま入院しましょう。

と言われ、子宮口にラミナリアという子宮口を広げる器具を入れる処置をする。

これがものすごく!!痛い!!

実は2年前に子宮頸管ポリープを切除したときにもラミナリアを入れたんだけど、

オンナは強いというか不思議なもので、そのときの痛みなんかすーっかり忘れていたんだわね・・。

ワタシ「い、、、、痛いです!!!せん・・せい!!!いでででで!!!!!」

先生「うんうん、痛いよね。がんばって、もう少しだから」

でもこんなことで痛いとか言っていたら出産の痛みに耐えられるわけが無いぞ、自分!と言い聞かせ、なんとか耐える。

その後、部屋に戻って夕食。部屋はトイレ付き個室。

病院食はまずい、とよく言うけど産婦人科は別。

とっても美味しくて栄養バランスも考えられていて、献立表を見るのが楽しみだった。

ラミナリアのせいで出産前にこんな痛い思いをしたんだから明日こそは・・・!

と期待をしながら眠りにつくzzz

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11/16。何事もなく朝を迎えてしまった!しかも超熟睡( ̄ロ ̄)!!!

朝一の検診で先生による内診。

さて、結果は。。。子宮口0.5cm→2cmしか開いてない。っていうんで先生がムリヤリ触診のまま子宮口をグリグリ広げる。

いたいっすーーー!先生勘弁してくださいーーーーーーー(;д;)!!

結果、なんとか3cmまで広がる。

でその後、経口タイプの陣痛促進剤を1時間ごとに1錠ずつ服薬。

陣痛促進剤を使うと一気に痛みが来るよー!という義姉の言葉を思い出してガクガクブルブルしていた。。

が、1錠目、変化なし。

2錠目、少々痛みがきたかな?という程度。

3錠目、少しハリも出てきたかも?でも陣痛というほどの痛みではなく・・・

結局、この日は陣痛促進剤投与の1日あたりの服用制限を超えてしまうのでこれで終了。

様子見とのことで部屋に帰される。

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11/17。やはりまたしても穏やかに朝を迎えてしまった・・・!

いったいどうしちゃったんだよ、おぃ。とおなかの中でのんびりしてるムスメに声をかける。

いろんなことを試してみても全くもってマイペース。

ムスメのマイペースぶりはおなかの中にいたときからなんだな、と。なんだかナットク。

(いや、その前にあんたがマイペースなんだろ、と。ムスメはかぁちゃんに似ちゃったんだろ、と。)

先生の朝一内診にて・・・昨日先生がムリヤリ広げた子宮口、なんと3cmが2cmに縮んでしまっているという!あんなに痛い思いをしたというのに・・・つД`)!!ナンテコッタ

で、ついに先生から「う~ん出てくる気がなさそうだから、帝王切開で出しちゃおう。予定日から1週間過ぎてるし、赤ちゃんの為にも・・・ウンタラカンタラ」

しゅ、しゅじゅつ!!ついにきたこれ!!!しゅじゅつ!!

もはや先生が言っていた最後の方はよく聞こえていない。

まぁでも、ムスメが無事に生まれてきてくれるならもうなんでも。という感じだったので、先生にお任せすることに。

なんといっても、第一に優先すべきことだからね。

先生「じゃ、きょう午後ね!14時くらいかな」

え!午後!!帝王切開ってそんな急に決行できちゃうんだ!・・・・もーそこからドタバタです。

オット、両家族に帝王切開になったことを電話で伝え、帝切のための準備、点滴等開始。

「帝王切開だと早いよー。手術開始したら10分くらいで出てきちゃうから。」なんて、点滴しながら看護師さんとほのぼのトーク。

先生「あ、手術の順番変わったから。13時ね!」

え!!なんですと!!焦ってオットにメール。

手術なもんでオットの同意書が必要なのです。

あと、珍しいと思うんだけれどこの産婦人科は帝王切開でもオットの立会いが可能なので、間に合うように来てもらわないと困るんです。カメラ係なんで。

12:30・・・手術室準備の為周りが急にせわしなくなる。

そして、ワタシは助産師さんに旦那はまだかと急かされる。「はやく!!」とオットにメール。

12:45・・・ぜぇぜぇ言いながら営業先からオット到着。

オットはお昼を食べる暇もなく同意書にサインし手術室用の白衣みたいな服に着替え。

13:00・・・ワタシ、手術室に運ばれる。いよいよだ!!

麻酔医師「麻酔を背中にうつからまるくなってー。できるだけまるくねー。」

そうは言ってもおなかにヒト1人入れていて、丸くなれと言うのはなかなかに無理な注文である。

体の硬さ(立位体前屈とかマイナス)も手伝って、ちぃとも丸くならないワタシを見かねて助産師さんがグイっと背中と足を曲げるという強行に出たw

おかげでいいあんばいに麻酔が効いてきて、おなかから下は全く感覚が無くなった。

とはいっても触られている感じはあって、熱いとか冷たいとか痛いとかそういう感覚が無くなったということ。

意識はしっかりある。なんだか不思議な感じ。

麻酔医師に「ばっちり効いてるよ!痛くないからね」と言われホッとする。

13:10・・・手術執刀医2名入室。

ドラマでよく見る、手術着に手袋。両手を挙げて「これより帝王切開術を始めます」と言った。

胸元についたてのようなものを置かれているので、手術の光景は見られないんだけど、

おなかをメスでザクザク切り開いている感じが分かる。痛みはマッタク無い。

ワシもついに切腹じゃ・・・

ふとそんなことを思っていると先生が、「そろそろ旦那さんを入室させてあげて」と言って看護師さんに誘導されオット登場。

全身手術室入室用の服に着替えて、帽子とマスクをしていて、手にはコンデジ。

その姿を見たらなんだかニヤニヤしてしまったwなんかおかしかったんだよww

先生「さぁ、そろそろ出るからね!」

最後の砦をザクザク切って、ぐいぐいとおなかの奥底を手で広げている感触。

オットは興味津々!!と言った感じでワタシのおなかの中をガン見( ̄ロ ̄lll)

助産師さんに「あんまり見ないほうがいいよー」と笑われる。

オット「すげー!!医療ドラマとおんなじだよ!あーすげー本物だーー!!」

のんきなもんだよ、マッタク。

先生「さー出るよー」

ワタシ「写真ね!出た瞬間ちゃんと撮ってね!!失敗しないでよ!!たのんだよ!!」

手術シーン&ワタシの内臓に夢中になっているオットに、これでもかってくらいに念を押す。

さすがにこのときばかりはワタシが写真を撮るわけにいかないのでw

13:22「ふにゃーーふにゃーー!!」

固体がヌルッとおなかから取り出された。ムスメ、誕生である。

初めて声を聞いたーーーーー。高くて小さくて可愛らしい声だった。

その瞬間、涙があふれる。

オットは、ばっちり写真に納めていた。ものすごく写真を撮っていた。

あんたは写真週刊誌のカメラマンか!っていうくらいに、あんな角度やこんな角度からそれはそれは盛りだくさん。

先生からしたらちょっとジャマだったかもしれないけど・・・

ムスメは羊水を少し飲んでしまっていたようで、すぐに立ち会っていた小児科医に連れられ手術台から離れたところで羊水吸引を施された。

ズーズーズー(吸引の音)

ムスメ「ごほごほごほ」

小児科医「そうよそうよー、じょうずねぇ」

というやりとりが聞こえた。

その後しばらくして、ほったらかし状態になっていたワタシをやっと思い出したかのようにオットが近づいてきて、「やったね!!!」と満面の笑みで声をかけてくれた。

「うんうんうん・・・・」ワタシはうなずくしかできなかった。

「元気なオンナノコよー」と助産師さんが生まれたてほやほやのムスメをワタシのもとに連れてきてくれて、ムスメのほっぺとワタシの頬を当ててくれた。

「ほら、ママだよー。」と助産師さんが言うと、なんと閉じていた目が開いた!

「あら!目が開いたわー。ママだって分かるのねぇ」と言ってくれて感動した。

「ありがとねー」とつぶやく。

そんなことをしている間も、私は閉腹の手術中。

「ついでに、子宮筋腫も取っておいたよ」と先生がきのこみたいな物体を見せてくれた。

えー!筋腫があったなんて知らなかった・・・でも取ってもらえてラッキー。

13:30・・・最後に、おなかをホチキスのようなものでパチンパチンと止めて手術は終了。

オットは助産師さんと一緒にムスメを抱いて、待合ロビーで待ってる両家両親の元へ。

ワタシは手術室から回復室へ移動。

ぺちゃんこになってしまったおなかを触って、もうこの中では動かないんだな。と思ったらちょっとさみしいような気がした。

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回復室に戻ったら、急に猛烈な寒気に襲われた。

猛吹雪のスキー場に真っ裸で立っているような、そんな寒さ。

なにこれなにこれ、ワタシ大丈夫なわけ?!!ガタガタ(((゚Д゚;)))ガタガタ

助産師さんに「寒くて仕方がないんですけど!!!」と訴えるも、麻酔の副作用だからしょうがない。じきにおさまるよ。と言われる。

麻酔はまだ効いていて、痛みはマッタク無い。

足を動かしてみようかな、と思っても重たくてピクリとも動かない。

その後、回復室へオットと両親が代わる代わるやってきて、赤ちゃんをだっこしたとか嬉しそうに話をしていった。

ムスメは帽子をかぶせてもらって新生児室ですやすやねんね。

いろんなことがようやく落ち着いて、友人たちにメールで出産を報告。

ものすごい数のおめでとう!メールが届いて、あっという間にケータイが電池切れにw

それから徐々に麻酔が覚めてきて、手術から4時間後。

術後の痛みというヤツがワタシを襲う。

ま、まだ耐えられるかな?これくらい、、なんのこれしき・・・

と自分を励ます。

だんだんと脂汗が出てくるほどの痛みに変わってきた。

麻酔が覚めて身体も動かせるようになったんだけど、少しでも身体を動かそうものならこの世の終わりかっていうくらいの痛みがやって来る!!

そのうえ、子宮収縮の痛みが加わり今まで味わったことがない痛さ。

ヘタレなワタシがますますヘタレに。

痛くて痛くて痛くて・・・・・・・痛くて痛くて痛くて

あまりの痛さに、痛み止めをもらうことに。

10の痛みが5になるくらいだよ。と看護師さんに言われたけど、5になるだけでも充分マシ!と心の中で思っていた。

がしかし、10の痛みは5になるどころか、9くらいにしかならなかった。。どーゆーことょ(´・ω・`)。。

経膣分娩は陣痛~出産の痛みが大変というけど、帝王切開は術後の痛みがやっかいなんだ・・・と思った。

夜中も痛みのせいでまったく眠ることができず、、、長い長い夜だった。

ヒマだし。痛いし。もうそのどっちか。

ただただ、薄暗い病室で時計を見て、コチコチと秒針の音を聞いているだけ。

あー、やっと3時かーって。

ヒマでヒマでヒマで痛くて痛くて痛くて

あ、でも夜中に何人かお産で来院した妊婦さんがいたんだった。

陣痛の痛みに耐える声が聞こえてきて、がんばれがんばれとこっそり応援していた。

深夜、子宮収縮の出血が酷いようで何度も看護師さんが見に来ては先生と相談している。

明け方先生が来て、「これは悪い血だからどんどん出しちゃうよ」と言って、腹ばいになっておなかを押すんだよね!!手術した傷跡もおかまいなしにw

ちょ・・・・・!!!!せんせぇ(# ゚Д゚) あんたは悪魔か!!!!

と喉元まで出かかったけど、言わなかったよ。。痛みでどうにかなってしまいそうだったよ、せんせぇ・・・

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激動の1日が終わって、ようやく朝。

看護師さん「はい、起き上がってー。自力で歩いて部屋に帰りますよー」

・・・なんですって!!

とても歩けるなんて状態じゃないというのに、スパルタである。

帰る途中、ナースステーションでムスメを抱っこさせてもらう。

首も据わっていない、ぐにゃぐにゃの赤ちゃん。

どうやってだっこしたらいいんですか?って看護師さんに聞いた。

看護師さんに手伝ってもらいながら、おぼつかない手つきでだっこして初乳をあげた。

母になったんだ、と実感した。

それから、点滴の棒を杖代わりにヨロヨロと部屋へ向かった。

なんでだか私の部屋は病院の一番奥で、たどり着くのには亀のような速度で15分くらいかかった。

すれ違う妊婦さんたちが「あのひと大丈夫なのかしら」「そんなに産後は大変なのね」という顔。

明らかに、悪影響である。

部屋のトイレに行くのにも5歩で行けるところを5分要する。

その日は母体回復が優先で、赤ちゃんのお世話はぜんぶ病院側がしてくれるのでありがたく休ませてもらった。

翌日から赤ちゃんのお世話開始。

といっても24時間同室ではなく、赤ちゃんは新生児室にいて授乳の時間になると呼び出しがかかるというシステム。

授乳室までがこれまた遠くて、やっぱりワタシは点滴の棒を杖代わりにヨロヨロしながら向かうのだ。

でも、ムスメに会いに行けるとなると頑張れてしまうのが母親なんだろうなぁと思う。

ちいさいちいさいムスメをだっこして、授乳の仕方やお風呂の入れ方、おむつの変え方、いろいろ教えてもらった。

退院前夜はお祝い膳で鯛のおかしらが登場した。ひとくちひとくち味わいながら美味しくいただいた。

翌日退院前診察にて、おなかの傷を止めていたホチキスを外すことに。

このホチキスで止められたおなか、見た目が相当おどろおどろしい。

フランケンシュタインのリアル版とでも言おうか。

医療用ホチキスとはいえ、人間の皮膚にパチンパチンて!

自分でも目を背けてしまうほどの見た目だったので早く外して欲しかった。しかも皮膚が引っ張られていてびみょーに痛い。

この処置もまた痛いのかなぁ・・・とびくびくしていたけど、なんてことなく文房具のホチキスの芯を外すようにプチプチとあっという間に

終わってしまった。

「横に切ってあるからビキニも着れるよ」なんて看護師さんに言われたけど、この歳でビキニはないだろ・・・と。

着たら大迷惑この上ないんじゃないかと思った。

先生は優しいし(たまに悪魔だったけど)、助産師さん看護師さんは美人度が高くて(ほんとに!)親切だし

お料理は美味しいしで快適な入院生活だった。

11/23。母子ともに無事退院。

7日と半日、この病院にはとてもお世話になりました。

次の機会があったときもここにすると思う。

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ものすごく長くなってしまった。

でもこうして振り返ってみると、けっこう覚えてるもんだなぁと。

ムスメが生まれてきてくれた日のことだもの、忘れちゃいけないよな。

去年までこの世にいなかったヒトが今、こうしてヒトとして存在しているという不思議。

妊娠・出産は命の重み、ありがたみを感じた経験でありました。

もちろんこれがゴールなのではなく、ここからがスタートなわけで。

これからさき、いっぱい悩んだり煮詰まったりすることが増えていくんだと思うけど、

それ以上に、嬉しいと思ったり幸せだなと思ったりすることもたくさんあるんだと思う。

むしろそっちの方が多いんじゃないかな。

ムスメと一緒に、ワタシも成長させてもらうつもりで頑張り過ぎない程度にがんばります。

2012/6/14

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2011/11/17 13:22 誕生 3068g。

実り多い、希望に満ちた人生であるように。 

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